top of page
  • 執筆者の写真山端 基靖

そこにいると気づけない


FROM:山端基靖

こんにちは(^^)

私の仕事部屋は、たまに少し臭う時があります。

「ん?なんか臭うな」と思う時があります。

別に不快な臭いじゃないので対策を講じたりはしませんが、たまに臭うのは確かです。

ですが、ずっと仕事部屋にいる時、誰かが部屋に入ってきて、「なんか臭わない?」と言ってきても、「え?そお?」みたいなかんじです。

ずっと部屋にいると、臭いなんてまったく気になりません。

さて。

夫婦の問題を夫婦だけで解決することはできません。

家族の問題を家族だけで解決することはできません。

会社の問題を社内だけで解決することはできません。

一時的な改善は期待できても、本質的な部分は解決できません。

なぜなら、その環境にどっぷり浸かっている者同士だからです。

問題のある環境を共有して、そこにいるのが当たり前になっている者同士。そんな人達が、表面化したトラブルを解決させようとしても、難しいです。

問題の中にどっぷり浸かっていると、問題を問題として認識できないですから。

なので、他人からツッ込まれないと、問題の本質に気づけないわけです。

僕の部屋の異臭と同じ理屈です。

先日、年上の友人男性から、夫婦のことでアドバイスを求められました↓

「妻が腹立つから、口も聞きたくない。最近口を聞いてない。

けど、子どももいるし、今のままじゃマズイから、夫婦で話し合いをしようと思ってる。何かいいアドバイスある?あったら教えて」

そこで、こう伝えました↓

「夫婦の問題を夫婦の話し合いだけで解決するのは難しいと思いますよ。自分たちが持っている引き出しの中からしか、答えが出てこないので。

どんな問題でも、一番スムーズに解決する方法は、その道の専門家に答えを求めることです。自分にはない本物の答えが返ってきますから。

うちの場合は、素晴らしい先生を見つけて、その先生に、夫婦の在り方を教わっています。

そして、先生に教えて頂いたことを参考にして、『理想の夫婦像』を持っています。理想の夫婦に関して、夫婦で同じ絵を見ています。

それがあるので、相手に腹が立っても、自分を律して、本来あるべき姿に戻そうと努力できます。

これがなかったら、うちの夫婦は、たぶんうまくいっていないと思います」

相手はすごく納得してくださいました。

その時は時間がなく、詳しい中身を聞けなかったので、簡単なアドバイスになってしまいました。

ですが、ヒントを得ることはできたようです。

その後、私の知っている素晴らしい専門家(カウンセラー)を紹介し、「ありがとう!ぜひ話を聞いてみるよ!」と言っていただきました。

※私は、友人にはカウンセリングしないようにしています。

ちなみに、家庭の悩みの専門家もいろいろです。

「夫婦で一緒に過ごす時間を増やしましょう」

「夫婦で話し合いしましょう」

「子育てを通して積極的に助け合いましょう」

という専門家もあるようです。

このようなアドバイスを受けた方のその後を見てみると、一時的に状況は改善されても、持続性がなく、すぐ元に戻る場合がほとんどです。

一時的な心の安らぎや一過性の改善策ではなく、「根本的な解決策」と考えた場合、「誰に相談するか」というのは、とても重要になります。

友人知人にアドバイスを求めてうまくいかないのも、こういう理由からです。

家庭で問題が起こった時、その場にいる人には、問題の本質は見抜けません。

だからこそ、それが問題となって立ちはだかっています。

日本人は真面目なので、自分で考え抜いて自分で何とかする、みたいな方が多いです。

結果、ひらすら悶々と悩んだり、家にいるのが苦痛になったりしたまま、なんとか毎日をやりすごすようになります。

「問題の渦中にいる本人達だけでは解決できない」

「その道の専門家に答えを求めるのが一番簡単な解決方法」

これは、成功者といわれるような方も共通して持っている考え方です。

優秀な結果を出す人ほど、「自分を客観視するのは難しい」 ということを理解しているわけですね。

「その道の専門家に答えを求めるのが一番簡単な解決方法」

ぜひ、心に置いていただければと思います。

ではまた。

山端 基靖

※このブログは、家庭力アップメルマガの内容を転載したものです

最新記事

すべて表示

兄弟ゲンカで一線を超えると…

From: 山端基靖 兄弟ゲンカは、どこの家でもよく起こりますよね。 ですが、その家庭によってケンカの質が全然違います。 グーで殴ったり、凶器を使ったり、「死ね!」と言ったり、、、 となると、尋常ではありません。 高校の頃のある日、同級生が、顔をボコボコに腫らしていました。...

細かい男の成長記

From: 山端基靖 私は細かい男です。 「細かい男は妻に嫌われるものだ」 というのを結婚前から感覚的に理解していますが、結婚後も細かいです。 仕事部屋の物品は、使いやすさや効率を細かく考えて配置しています。 使った物品は、すぐに元の場所に戻します。...

子供のこと、たいしたことがないうちに…

From: 山端基靖 以前、当時1歳10ヵ月の次女が、40度近い熱に2日間侵されました。 下痢にもなり、見ていて気の毒でした。 寝付きが悪く、グズりまくり。 寝たと思ったらいきなり嘔吐感をもよおして起き上がり、泣きまくる始末。 臆病な私は、いろいろ不安になって動揺しました。...

bottom of page