FROM:山端基靖
舅姑(しゅうとしゅうとめ)にとって、実家のやり方を持ち込む嫁は、関わりづらいものです。
二世帯同居であれば、なおさらです。
こういう奥さんがおられました。
嫁ぎ先の家族は硬めのご飯が好きなのに、ご飯を柔らかく炊く。
もうちょっと硬めにしてほしい、と言われても、
「実家では柔らかいご飯だったし、そのほうが消化にもいいから」
と主張して、柔らかいまま。
そして、ご飯の硬さだけではなく、おかずの量も多い。
いただきもののお肉やハムなども、1回の食事のときにドン!と出す。
余ったおかずは、翌日の朝にも食べきれないほど。
でも、いつまでも置いておけないので、家族が頑張って食べる。
家族としては、嫁にいろいろ言いたい。
でも、いちいち口ごたえされるので、家族は嫁にものが言えなくなり、食事が楽しめなくなった。
別の奥さんの話。
買い物と料理をするのはお嫁さん。
同居してる義理の両親は、自分たちの食費を毎月嫁に渡して、こう伝えている↓
「このお金で納めてくれればそれでいいし、帳簿をつけて見せる必要もない。余ったお金も返さなくていい」
でもお嫁さんは、「そういうの大事なので」と言って毎月帳簿をつけて、母親に見せ、余ったお金も返す。
お嫁さんからすると、実家の親が、そういうのをきっちりしていた。
なので、自分もそうするべきだと思い込んで、嫁ぎ先で自分のやり方を貫いた。
義理の両親からすると、実家の両親と自分たちとを比べられているようで、あまりいい気はしていなかった。
自分たちは大雑把で、嫁の両親はきっちりしてる、みたいな。
でも、料理を作ってくれている嫁に感謝しているし、黙って嫁に従った。
他にも、
〇掃除のやり方
〇洗濯のやり方
〇食事の味付け
〇子供の教育方針
などで実家のやり方を主張して、相手の話に聞く耳を持たないお嫁さんは、義理の両親やご主人に、ものすごく気をつかわせるようです。
お嫁さんからすると、嫁ぎ先のやり方が自分の感覚と違うので、何かにつけて、
「え!ウソ!信じられない!」
とやる。腹の中で相手をバカにする。
そして、家事育児を任されていく中で、さり気なく自分のやり方を押し付けていく。
このようなかんじです。
柔軟なコミュニケーションをとらずに、自分のやり方に周りをはめていくわけです。
「実家ではこうだったから」
「私はこのやり方がいいの」
という具合です。
自分のやり方を主張しているうちはいいのですが、、、
実家のやり方や自分のやり方を主張している奥さん。
そういう奥さんは、子供のことでこのような悩みを抱えることが多いです。
〇小学校に入ってもオネショをする
〇学校や近所で問題行動を起こす
〇登校拒否になる
〇偏食になる
〇ゲーム依存になる
「それとこれとどう関係があるの?」
と思う方もおられますが、大ありです。
先ほどは、料理や帳簿などのエピソードを切り取ってお伝えしましたが、実家のやり方を主張する方は、一事が万事そんなかんじです。
すると、自分も家族も毎日毎日腹の中でグチグチグチグチ。
つい、ストレスから、子供に当たることもでてきます。
家庭の雰囲気が悪い中で育つ子は、その影響として、いろいろな困り事を持ってきます。
いろいろな形で親を困らせるようになります。
そして、実家のやり方を主張するお母さんの子供の傾向として、「オネショが治らない」などがある、ということです。
以上、ご参考程度にでも、ぜひ、心に置いていただければと思います。
ではまた。
山端 基靖
※このブログは、家庭力アップメルマガの内容を転載したものです