top of page
  • 執筆者の写真山端 基靖

気づかいの延長で不機嫌


FROM:山端基靖

いつも幼い子供を連れて買い物している奥さん。

大変だろうと思い、ご主人が言いました。

「紙オムツはネットで買ったらいいよ。送料無料だし、値段も数十円しか変わらないし」

紙オムツは大きくて持ち運びが大変だろうと思ってのことでした。

それに対して頑張り屋の奥さんは言いました。

「大丈夫ですよ。そんなに重いわけじゃないので」

後日、、、

仕事から帰宅したご主人が、不機嫌そうな奥さんに言いました。

「何かあったの?」

どうやら、先ほどまで買い物に行っていた様子。

荷物の量が多くて大変な中、子供がチョロチョロしていたのでイライラしたとのことでした。

「荷物が多い時に子供を連れてると大変なんですよね。買い物するだけでクタクタです」

見ると、紙オムツをまとめ買いしたようでした。

奥さんは、

「できることはなるべく自分でやる」

「できるだけ節約する」

と思って頑張っていました。

ですがご主人からすると、

「不機嫌になってグチをこぼすくらいならネットで買ってほしいな」

と。

今度は反対にご主人の話。

いつも自分でお酒を買って晩酌しているご主人に、奥さんが言いました。

「これからは私がお酒を買っておきますよ」

ところが、ご主人からすると、奥さんが家事育児で忙しいのを知っている。お酒は持ち運びが重たくて大変なのも知っている。

なので、奥さんに気をつかって、「自分で買うからいいよ」と。

後日、、、

晩酌しようと思っていたら、あると思っていたお酒がなくて不機嫌に。

「まだ残ってたはずなのに!」とご主人。

奥さんは心の中で、「この前全部飲んだの見たけど‥‥」みたいな。

「だから私が買っておくって言ったのに‥‥」みたいな。

今日のエピソードは、あるご夫婦の過去のギクシャク話を切り取ったものです。

ですが、似たようなことは、多くのご夫婦にもあると思います。

できるだけ自分で頑張る。

伴侶に気をつかう。

その思い自体は素晴らしいですが、結果的に相手に嫌な思いをさせてしまったらもったいないですよね。

なので、自分で頑張ると決めたなら、ニコニコしてせっせと頑張ってみる。

気をつかったなら、その件でグチグチ思わないようにする。

こういうポイントを押さえるのも、伴侶への愛情表現として大切かと。

そのようなわけで、

「気をつかったつもりが結果的に相手に気をつかわせた」

みたいなオチにならないようにしましょう。

ではまた。

追伸

何かのことで、

「頑張ると決めたけど」

「気をつかったけど」

でも、後々それがしんどくなったら、相手にそれを伝えてやり方を変える、という柔軟性も必要ですよね。

型にはまった柔軟性のない考え方は、家庭生活を窮屈にするので。

山端基靖

※このブログは、家庭力アップメルマガの内容を転載したものです



最新記事

すべて表示

兄弟ゲンカで一線を超えると…

From: 山端基靖 兄弟ゲンカは、どこの家でもよく起こりますよね。 ですが、その家庭によってケンカの質が全然違います。 グーで殴ったり、凶器を使ったり、「死ね!」と言ったり、、、 となると、尋常ではありません。 高校の頃のある日、同級生が、顔をボコボコに腫らしていました。...

細かい男の成長記

From: 山端基靖 私は細かい男です。 「細かい男は妻に嫌われるものだ」 というのを結婚前から感覚的に理解していますが、結婚後も細かいです。 仕事部屋の物品は、使いやすさや効率を細かく考えて配置しています。 使った物品は、すぐに元の場所に戻します。...

子供のこと、たいしたことがないうちに…

From: 山端基靖 以前、当時1歳10ヵ月の次女が、40度近い熱に2日間侵されました。 下痢にもなり、見ていて気の毒でした。 寝付きが悪く、グズりまくり。 寝たと思ったらいきなり嘔吐感をもよおして起き上がり、泣きまくる始末。 臆病な私は、いろいろ不安になって動揺しました。...

bottom of page