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  • 執筆者の写真山端 基靖

子育ての限界


From: 山端基靖

ちょっと目を離したスキに子供がおかしなことをしていたりケガをしたり。

子育て中よくありますよね。

かといって、24時間見ているわけにもいきません。

そして子供は、大きくなるにつれ、一日の多くを家庭以外で過ごします。

保育園(幼稚園)から始まり、小学生になるとさらに。

部活や習い事などをすればなおさら、家庭以外で過ごす時間が増えます。

それだけ家にいなければ、外の影響をたっぷり受けるのは当然です。

教えてもないことが出来るようになっていたり、いつの間にか変な言葉を覚えていたり、、、

いい事も悪い事も、外での影響が大です。

そんな中、親の目が行き届かない間に子供を守ってくれるのは何でしょうか?

それは、親の仲の良さです。

夫婦が仲良~くして、お互いの思いを大事にすることが、子供の守りになります。

温かい家庭の中にいる子供は、親を大好きになって尊敬します。

すると、悪い道に行きそうになった時、親の存在がブレーキになります。

親の気持ちを考えるからです。

また、誰かや何かの役に立つことならしんどくても引き受ける、というような後押しにもなります。

親に喜んでほしいと思うからです。

我が家で最初の子が生まれた当初の話。

近所の小中学校に通っている子の会話を聞いた妻が、ビックリしていました。

「え!先生に対してそんな態度をとってるの?」

「え!友達とそんな会話してるの?」

「え!そんなことして遊んでるの?」

「え!そんなに遅い時間まで友達と遊ぶのが当たり前なの?」

みたいな。

そして、我が子を将来近所の学校に通わせることに、不安をおぼえていました。

毎日半日以上は子供が外の環境にさらされるわけですからね。

自分の目の届かないところで、我が子が変な道に引っ張られるかもしれない、と思ったようです。

ですが、同じ状況に立たされても、悪いことをする子もいればしない子もいます。

開き直る子もいれば、自分にできることを考えて行動する子もいます。

子供が右に行くか左に行くか。

その違いは、親の夫婦仲で決まります。

外で子供に何かあった時、学校や友達を責めても、何も解決しません。

子供の悪友に引っ越してもらうわけにもいきません。

外側にトラブルの理由を求め、解決を求める‥‥

とそれよりも、子供の元である夫婦の在り方を見つめるのが肝心です。

夫婦が仲良~くしていれば、どんな環境にいても子供は守られます。

子供を見るにも手をかけるにも、限界があります。

他人や環境はコントロールできません。

そんな生活の中、子供を守る唯一の方法は、夫婦が仲良~くいることです。

親が子供のためにコントロールできるのは、そこだけです。

ぜひ、心に置いていただければと思います。

ではまた。



山端基靖



※このブログは、家庭力アップメルマガの内容を転載したものです



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